◆◇◆ 日帰り手術のご案内 ◆◇◆


当院で、大きな手術は行っておりません。
本院の吉祥寺で行っている日帰り手術一覧です。
ご希望の方は、ご紹介させて頂きます。

目次

白内障
緑内障
眼瞼内反
翼状片
ドライアイ
霰粒腫
麦粒腫(ものもらい)


白内障

昔、白内障の手術といえば、目がほとんど見えなくなってから手術をしました。

手術は1時間ほどかかり、目には大きな切開を入れる必要があり、手術後は絶対安静が必要でした。1週間程度の入院も必要でした。

しかし、現在は手術法が改良されたため、手術時間は大きく短縮され、10分程度で終わるようになりました。切開はとても短くなり、糸で縫う必要がなくなりました。痛い麻酔の注射もなくなり、麻酔の目薬だけでも手術をすることができます。手術は痛くありません。

手術の安全性が高まり、日帰り手術が可能となりました。
手術後は少し休憩をしてから帰宅します。

眼帯は手術当日から翌日の診察までつけますが、その後ははずすことができます。
手術後の生活指導につきましては個別指導があります。
「眼のお話」の「白内障」を参照して下さい。

 

緑内障

緑内障の手術にはいくつかの種類があります。

どの手術をするかによって、手術時間、手術後の目の状態、手術後の生活制限や注意点がちがいます。個別指導がありますので、十分な説明を受け、よくご理解していただいた上で手術を受けていただきます。「目のお話」の「緑内障」を参照して下さい。

眼瞼内反

まぶたが内側にめくれるためにさかさまつげになっているものです。
まつげの生え方には問題がないので、まぶたを再び外側に向かせる手術をします。

手術にはいくつかの種類があります。
抜糸をするまでの1週間は、まぶたをぬらしたりこすったりしないで下さい。

翼状片

黒目(角膜)の横から翼状に白い組織が中央に向かってのびてくることがあります。
これを翼状片と呼びます。

大きくなると、光をさえぎるので視力障害の原因となります。
また見た目にも目立ちますので気になってきます。
中央にまでのびていなくても、角膜にゆがみを作って視力低下を起こすことがあります。

手術自体は難しくはありませんが、再発しやすい病気です。
再発してしまうと再手術が必要ですが、再手術を繰り返すたびに手術が難しくなってきます。

そのため、翼状片が小さいうちは手術を急ぎません。
ある程度の大きさになり、明らかな進行性が認められれば手術をする必要があります。
手術時間は15〜20分程度です。
手術当日と翌日は、目の痛みを感じることがありますので、鎮痛剤を飲むこともあります。
2〜3日もすれば痛みやごろごろ感も減少してきます。

手術後1週間程度は、目の中に水が入らないように注意して下さい。

ドライアイ

点眼薬による治療が一般的ですが、点眼治療でも症状がなかなかよくならない場合には、涙の流れ出ていく下水管に相当する部分にプラグというフタをはめることがあります。

下水管にフタをはめると涙が流れ出ていかなくなり、涙があふれるようになります。
するとドライアイによる角膜障害が減り、痛みや違和感が治ります。手術といっても、プラグを下水管の穴に差し込むだけですので非常に簡便かつ安全です。

所要時間は2〜3分程度です。プラグを一旦入れて調子がよければそのままとしてもよいですし、問題があれば再びプラグを抜き取ることも簡単ですので、気軽に行うことができます。
手術後の生活制限は特にありません。


吉祥寺の本院で対応可能です。

霰粒腫

まぶたの中に脂肪や油がたまって炎症を起こし、しこりとして感じるものです。
異物感があったり、見た目が目立ったり、ときどき赤く腫れたりということであれば手術で取り除いてしまうこともあります。

局所麻酔の注射をまぶたにして、まぶたの裏側から切開します。
皮膚は切開しませんので傷跡は残りません。手術そのものは痛くありません。
手術時間は5分程度です。

手術後はまぶたに内出血のあおあざができることがありますが、1週間ほどで治ります。
手術後に写真撮影などがある場合は、手術日を延期して下さい。
もともと霰粒腫になりやすい体質の方は、手術後も再発したり、他の場所に発症することがあります。

麦粒腫

まぶたの中に細菌が入って炎症を起こして腫れるものです。
薬で治ることがほとんどですが、膿(うみ)が大量にたまってしまった場合や、しこりが残ってしまった場合には手術をすることもあります。

局所麻酔の注射をまぶたにして、まぶたの裏側から切開します。
皮膚は切開しませんので傷跡は残りません。手術そのものは痛くありません。
手術時間は5分程度です。

手術後はまぶたに内出血のあおあざができることがありますが、1週間ほどで治ります 。
手術後に写真撮影などがある場合は、手術日を延期して下さい。
もともと麦粒腫(ものもらい)になりやすい体質の方は、手術後も再発したり、他の場所に発症することがあります。


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